こんにちは。
Zelkova Design の西村 琴音です。
※ゼルコバデザインは、北摂エリアでアトリエ建築家と共に「誰もが憧れるデザインで高性能(高気密・高断熱・高耐久)な住宅」を建築しています。
住宅購入検討中の方やリフォーム、インテリア作りに悩まれている方はきっとインスタやピンタレストなどネットでおしゃれな内装写真をたくさん見ているかと思います。そんなおしゃれな内装を見ていると気づく方もいると思いますが、おしゃれな内装には絶対と言って良いほど『フローリング』にこだわりを感じます。壁は白のお部屋が多くたまにタイルやアクセントを入れているお部屋を見ることもありますが、フローリングは無垢材だったり、タイルだったりと、賃貸でもフロアタイルを置いておしゃれなインテリアを作る方が増えています。
今回はおしゃれなインテリアには欠かせない無垢材フローリングの木材種類とデメリット、お手入れ方法をご紹介します。
フローリングには『無垢フローリング』と『複合フローリング』があります。
『無垢フローリング』は天然の木材を乾燥させ、加工せずそのままフローリングにしたものになります。
『複合フローリング』は合板や集成材などに薄い単板や化粧板を張り合わせ、フローリングにしたものになります。
どうしても化粧板などにすると安っぽく見えてしまったりするので、インテリアにこだわりたい方は無垢フローリングをおすすめします。
そんな無垢フローリングですが、メリットデメリットを知らず取り入れてしまうと後に後悔してしまいますので、メリットデメリットを踏まえた上で検討するようにしましょう。
・無垢の風合いを感じられる
・調湿性がある
・経年劣化を楽しめる
・肌触りがいい
・施工に手間がかかる
・傷がつきやすい
・水に弱い
とても人気の無垢材フローリングですが、採用を決める前にしっかりメリットデメリットを知っておくことが、後悔とならないポイントにもなります。
・針葉樹 柔らかい 軽い 安価
・広葉樹 固い 重い 高価
木材の種類には広葉樹、針葉樹があります。この二つの違いは木の葉の細さ、大きさの違いになります。また成長スピードも違い、比較的成長スピードの速い針葉樹は材質が柔らかく、成長スピードの遅い広葉樹は遅い分組織がぎっしり詰まっているため固い材質となります。成長スピードの速い針葉樹は広葉樹に比べ価格が安く遅い広葉樹はすぐに出回らないため高価になります。
針葉樹は軽く肌触りが良く価格が広葉樹に比べると比較的安価なため人気ですが、デメリットは傷が付きやすい…ですので、リビングやダイニングのパブリックスペースには不向きになります。針葉樹のフローリングはロースタイルのお部屋だったり、寝室、肌触りが良いためお子様のお部屋にもおすすめです。
・スギ
・檜
・チェスナット(栗)
広葉樹は針葉樹に比べ固く、リビングやダイニングなどの人が集まる部屋などにおすすめです。各部屋の用途に応じて適切な木材を採用してください!
・アカシア
・バーチ
・オーク
・サクラ
・タモ
無垢フローリングだけでなく複合フローリングも同様にお手入れは必要になってきます。定期的にお手入れをしていれば無垢フローリングを綺麗な状態に保つことが可能ですが、やはりお子様がいたり、仕事で掃除に手が回らないといった方は、気がついたら黒ずみができていたりとそんな状態になってしまいます。ですが、安心してください。落ちます!必要なのは
『お酢』
お酢には汚れを浮かせる働きがあり、汚れを浮かせ汚れを落とす、そしてお酢は調味料で安全な物なので、お子様がいるご家庭でも安心して使用できます。また抗菌作用もあるため菌の増殖を抑え、無垢フローリングを綺麗にしてくれます。
もちろん、定期的なお手入れも大事です!
・掃除機で埃取り
・汚れが気になったら固く絞った雑巾で水拭き
・年末の大掃除にはオイルメンテナンス
年に一回のオイルメンテナンスでは、フローリングの仕上げ塗料や方法によって異なるためこれから無垢材フローリングにしようとされている方はしっかりオイルメンテナンス方法を業者の方に聞くなどしておきましょう。定期的に無垢フローリングのお手入れを行うことで、綺麗を保ち無垢材から感じられる心地よさを存分に感じることができます。次は、部分的なお手入れ方法です。
・水をこぼしたらすぐに拭き取る
・水ジミは濡らし硬く絞ったスポンジで拭く→タオルで水分をとる
・傷、凹みは濡れタオルとアイロン
傷、凹みですがこの応急処置を行う前にしっかり埃や砂などがついていないか確認しましょう。埃などがついてしまっている状態でこの方法をすると無垢材に埃や砂がこびりついてしまいます。掃除をしてから行いましょう。
傷、凹みに濡れタオルを被せる
↓
その上から5秒アイロンをかける⚠︎無垢材に直接当たらないように
↓
傷、凹みが消えていたら成功!(消えない場合は再度繰り返す)
無垢材は経年劣化や傷、凹みさえも味となりますがお手入れ方法などを知り、風合いを崩さない綺麗な無垢材フローリングを保ちましょう。
弊社では、定期的に勉強会を開催しております。勉強会では住宅のプロが気になる住宅のあれこれをお話します。高価なお買い物ですので後悔しないためにも必要な知識を身につけ賢い家作りをおこなってください。住宅購入検討中の方や家づくりに興味のある方は是非ご参加ください。