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WORKS 施工事例

居場所の可能性

敷地面積
124.80㎡(37.75坪)
延床面積
99.36㎡(30.05坪)
性能
C値:0.23㎠/㎡ UA値:0.49W/㎡K
建築家
飯塚 一樹(イイヅカカズキ建築事務所)

わずか1畳半の余白がつくる開放感。
迫る4m道路からも 心理的プライバシーを守る

同じ空間の中で、ご家族が思い思いの時間を過ごしながら、ほどよい距離感でつながりを感じられる家。
周囲の状況を読み解き、綿密な計画のもと、南東側に大胆に設けられた「空を切り取る窓」が、内外をつなげて開放的な空間を演出します。
大阪府内に多い住宅密集地で、プライバシーを確保しながら採光と開放感を実現しました。
都市型住宅のお手本のような住まいです。

Facade

グレーの吹付塗装を基調としたシンプルかつダイナミックな外観デザイン。西日、プライバシー、美観を考慮しファザードには窓を一切設けていないが、明るく開放的なリビングを実現しました。

Living

吹き抜け階段の上下にワークスペースとキッズスペースを配置。南東からの光が差し込む開放感のある窓の配置が魅力です。

Work space

吹き抜け階段の踊り場にはご主人の特等席をご提案。家族を見守ったり、集中して仕事したり、お気に入りの空間です。

Relaxing space

室内干しスペースを兼ねた奥様の寛ぎ空間。
好きな本に囲まれて一息。

Out space

お子さんと並んで語らう場。
座った時に道路からの視線は遮られ、安心して家族だけの時間を過ごせる。

建築家 / 飯塚 一樹(イイヅカカズキ建築事務所)コメント

都市部での建築は隣地との距離が近いことが多く、今回のケースも西向きの前面道路は4mと幅が狭く、向かいの住宅との距離もひっ迫していました。
東側は空き地で視線が抜けるものの、将来的には建物が建つだろう、と。
そこで、建物と建物の間の南東側の空へと視線が抜けるポイントを探ることが、この土地のポテンシャルを活かすことだと判断し、南東側を大胆に切り抜いた窓から視線が空へと繋がるように計画。
お子さんと並んで語らう場。
座った時に道路からの視線は遮られ、安心して家族だけの時間を過ごせます。
一体感のある大空間を叶えながらも、高低差を活かすことでご家族それぞれの居場所がある間取りを提案しました。